7月号は大会準備や分支部長の韓国セミナー参加の為更新が遅れましたことをお詫び申し上げます。
●第9回福島県南地区空手道大会開催!
平成20年7月20日(日)に玉川村民体育館において、第9回福島県南地区空手道大会(第3回玉川村体育協会長杯空手道大会)が開催されました。
当日は猛暑に加え館内は風が抜けず蒸し風呂状態でしたが、県南地区(玉川・平田・石川・須賀川・白河・郡山)から132名もの選手が出場し、この酷暑を吹き飛ばすような熱い戦いが繰り広げられました。
毎年恒例の選手宣誓は、玉川道場の23名の選手を代表して小学6年生の草野光紀君が行い、これで玉川分支部の選手諸君は気合充分となりました。
今大会で最も輝いていたのは、3部門に出場しそのうち2部門で優勝・1部門で準優勝を飾った増子サヤカさんでした。
激戦区の「棒術型の部」を僅差ながらも見事優勝で飾り、続く「型一般女子の部」でも優勝、「組手高校生一般女子の部」では惜しくも判定負けしてしまいましたが準優勝に輝いて、文句なしの「特別賞」を受賞しました。
また、今大会は「自由組棒」が初の試みで行われましたが、小学生の部決勝戦において優勝候補だった草野光紀君を吉村春樹君が綺麗な一本勝ちで破り、初優勝を修めました。中学生の部では、出場選手の中で自由組棒の稽古に真っ先に取り組んでいた優勝候補の塩沢理人君が一回戦で敗れるなど波乱が続き、試合巧者の熊田真衣さんが初優勝しました。
型の部では、選手宣誓をした草野光紀君が小学生上級の部で優勝、酒井毬衣さん・酒井佑果さんが中学生上級の部において姉妹でワンツーフィニッシュを決めるなど、南東北大会へ弾みをつける形になりました。
組手では小学生低学年女子の部で吉村綾香ちゃんが他の追随を許さない圧倒的な戦いぶりで優勝、毎年出場するも入賞に恵まれなかった鈴木芽依さんが小学生高学年女子の部で悲願の初優勝、上野孝平君も人数の多い部門を勝ち進んでの初入賞(準優勝)と玉川分支部が大健闘しました。
そして忘れてはいけないのが大会運営を手伝ってくださった保護者の方々の活躍です。前日の会場設営時からうだるような暑さでしたが、テキパキと仕事を見つけて動いて下さるベテランの保護者の方々や、夜勤明けなのにわざわざ手伝いに来てくださった保護者の方もいらっしゃって本当に助かりました。当日も玉川道場に限らず石川・白河・須賀川・平田道場の保護者の方々がお手伝いくださって、大きな問題もなく無事に大会を終えることが出来ました。本当にありがとうございました。
↑特別賞を受賞する増子選手 |
↑玉川道場の入賞者 |
●ロバート先生へ玉川道場Tシャツプレゼント!
平田村の英語教師として日本に滞在し石川道場生として1年間空手の修行をしたロバート・ヘーゼルワンダーさんが、平成20年8月1日付けで祖国のアメリカに帰国するということで、7月29日に石川町において岡崎師範をはじめとした有志による送別会が開かれました。
ロバートさんは平田道場へも稽古に来てくれていたので、仲良くなった増子分支部長から記念に玉川道場Tシャツのプレゼントがありました。
早速袖を通してくれたロバートさんから「日本の皆さんには親切にしていただきありがとうございました」と挨拶があり、Tシャツをとても気に入ってくれた様子でした。
アメリカへ帰っても玉川道場Tシャツを見るたびに共に汗を流したことを思い出してくれたらいいなと思います。
●第6回ウェイト制大会の模様がテレビ放映されました!
今年の6月に代々木第二体育館で行われた第6回ウェイト制空手道選手権大会の模様が、7月31日にスカイパーフェクトTVのGAORAチャンネルにて放送されました。
玉川分支部から増子サヤカさんが自由組棒のエキシビジョンマッチに出場していたのですが、その模様もプロのカメラワークと岩田分支部長の解説付きでバッチリ放送されました。
その他にも岡崎師範の演武や4月の全日本大会の模様など見所盛りだくさんの内容となっていました。
●特別企画「夏合宿体験レポート」
●玉川村夏祭りにて演武とプロレス体験!
↑リングサイドの特別応援席 |
平成20年8月13日にたまかわ文化体育館において毎年恒例の「玉川村夏祭り」が開催されました。
今回の夏祭りでは目玉企画として玉川村では初の「みちのくプロレス」の興行が行われるということで、常日頃からプロレス好きをアピールしていた増子分支部長に縁あって声がかかり、今回の興行の盛り上げ役として極真館玉川分支部が大抜擢されました。
みちのくプロレスのレスラー兼営業部長の気仙沼二郎さんとの事前打ち合わせにも同席し(平田道場の増子指導員の部屋参照)、玉川分支部の子供達によるプロレス体験企画も提案され、応援団として特別にリングサイドのスペースも確保していただきました。
小学生以下限定のプロレス体験企画ではまず最初に受身の基本となる前転と後転を行い、次にロープワークの練習に入りました。ロープに体を預けた反動で反対側のロープへ走るという基本のロープワークを体験しましたが、恐怖心からなかなかロープに体を預けることが出来なかったり軽く当たるだけでもロープの硬さに顔をしかめたりと子供達は四苦八苦していました。唯一上手に体を預けることが出来た草野光紀君は、ロープの間を全力疾走して勢いあまって転び大いに会場を沸かせました。
その後プロレスラーによる受身とロープワークの見本が披露され、柔道などでよく見る受身から始まり、高所から落とされた場合の受身などプロレスラーならではの技も披露されました。受身をするたびにマットが激しく音を立てるのでとても迫力がありました。また、ロープワークの難しさを充分理解したうえで披露された日向寺累選手と相澤NO1選手によるクロスのロープワークには感嘆の声が上がっていました。
↑本日の立役者 |
↑ハイスピードなクロスのロープワーク |
↑プロレス体験入門の様子 |
プロレス体験入門が終わりいよいよ試合が始まるのかと思いきや、着物姿の気仙沼二郎選手が登場し簡単な挨拶とセカンドシングル「俺の海」を熱唱、本日試合をする選手紹介に続きザ・グレート・サスケ選手の挨拶がありました。その後レスラー達がサインボールを投げるというファンサービスがあり、会場の心を掴んだところで試合が始まりました。
最初のうちは恥ずかしがってなかなか応援の声を出せなかった道場生達も、試合が白熱してくると自らお気に入りの選手を応援し始め、極真館サイドが異様な盛り上がりを見せていました。
試合のほうもみちのくプロレスの特徴でもある華麗なルチャリブレ殺法(メキシコの空中殺法を主体とするプロレス)と力強い技の数々で観客を魅了し、試合は全部で3試合と少なめでしたがどれも見応えのある試合ばかりでした。
玉川道場はプロレスの次に演武のリハーサルで会場を使う予定になっていたので、会場の片付けを一般部で手伝った後みちのくプロレスの皆さんのご好意で記念撮影をさせていただきました。
普段プロレスに縁の無かった道場生からも楽しかったという声が多く聞かれ、大盛況の後にプロレス興行は幕を下ろしました。
↑迫力の場外乱闘(逃げる道場生にも注目) |
↑東北東北! |
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続いて行われた夏祭り演武は、玉川以外にも石川道場や須賀川道場、他流派の角田道場からも応援に来ていただけて、合わせて40名を超える道場生が集まりました。
今年は花火大会前の一番人が集まる時間帯(18時半〜19時)に行う予定でしたが、突然振り出した大雨にお客さんはテントへと非難し観客席はほぼ空席でした。
けれど、水たまりの出来たステージ上へ元気よく飛び出し演武を始めると、まだ小雨が降っているにも関わらず少しずつお客さんが席へと戻り始め、それと同時に少しずつ雨は止み、最終的には観客席へ戻ってきた沢山の人達の前で演武を披露することが出来ました。
演武内容は基本・異動稽古を全体で行った後、初級の部による太極その1、上級の部による撃砕小、全日本入賞者の酒井毬衣さんと吉田亜紀さんによる征遠鎮の型を行いました。
その後、玉川分支部で特に力を入れている棒術の演武を増子分支部長と県南大会チャンピオンの増子サヤカさんが行いました。
続いて自由組棒を試合形式で行い、組手、板割り、居合いの演武をしました。
最後の締めは古川達也二級によるバット折り、大越和彦初段によるブロック割り、酒井裕之初段による寸底瓦割りを綺麗に決めて、大盛況のもとに終えることが出来ました。
今回は雨の影響で足が滑ったり濡れて板が割れなかったりと失敗が多かったのですが、今回の失敗をバネに今後もまた、新しい物もどんどん取り入れて頑張っていきたいと思います。
●みちのくプロレスさんに相互リンクを承諾いただきました!
これまで数々の支部と相互リンクを実現してきましたが、玉川村の夏祭りが縁でこの度みちのくプロレスさんと相互リンクをはることが出来ました。(『リンク』のページからアクセス出来ます)
増子分支部長は自他共に認めるプロレスの大ファンで、遠くで見ているだけだったプロレスラーの方々と直接お話することが出来たのも空手をやっていたおかげだ!ととても感激していました。
福島県の片田舎の小さな一道場と快くリンクをはって下さる、みちのくプロレスの皆さんの「小さな出会いを大切にする」精神を玉川分支部も見習っていきたいと思います。
みちのくプロレスさんのサイトには玉川村の夏祭りでの試合結果もアップされていますので、是非ご覧下さい!
●第9回南東北大会開催!
平成20年8月24日に石川町総合体育館において第9回南東北空手道選手権大会が開催されました。
今回の出場者は約500名にもなり、そのうち玉川分支部からは13名が出場しました。
いつにもましてハイレベルな戦いを繰り広げた型中高生女子の部では酒井毬衣さんが見事第3位に、親子での入賞となる酒井裕之指導員も型一般男子の部で同じく第3位に輝きました。
今回で棒術の部に挑戦するのは3回目となる増子サヤカさんは、今年こそ悲願の初優勝をと意気込んでいましたが、優勝者に同点までこぎつけたものの判定で惜しくも準優勝になってしまいました。けれど型一般女子の部でも準優勝に輝きダブル入賞を果たしました。
組手の部では選手宣誓を務めた大越和彦さんが一般男子の部で出場し、準優勝した選手を相手に善戦したものの惜しくも判定負けしてしまいました。
また、県南大会の優勝者で道場期待の鈴木芽依さんは、勝ちあがりましたが入賞まであと一歩というところで決め手を欠き、判定により敗れてしまいました。
来年は記念すべき第10回ということでもっとよい成績が残せるように稽古に励みましょう。