道の駅・空の駅まつりで演武

平成23年11月12日(土)に福島空港にて開催された「道の駅・空の駅まつり」において、玉川・平田・須賀川道場合同の演武が行われ40名を超える道場生が参加しました。
 今年は東日本大震災の影響により各種イベントも縮小や見送りを余儀なくされてしまい、なかなか演武をする機会がありませんでしたが、「極真館の元気いっぱいの演武をまた今年もお願いしたい」と祭りの事務局から熱烈な要望があり今回参加する運びとなりました

今回の演武では子供達の帯別による基本や型・板割りの披露に始まり、一般女子によるキックミット蹴り、棒術や組手、指導員による武器術(棒術・サイ)や試し割り(厚板割り・瓦割り)といった内容で、あっという間に30分の演武会が終了しました。
 
板割り幼年部では増子遥菜ちゃんが割れずに「痛い」と呟いたことに会場が大いにウケ、二度目に成功した時には大きな拍手が起こりました。また、板を割る技の難易度を上げていく中、最後の後ろ回し蹴りに青帯で挑戦した佐藤竜也君も頑張りました。最後の試し割りでは酒井指導員の寸頸瓦割りの迫力に会場からはどよめきが起こり、今回もとても盛り上がった演武になりました。


↑自分の失敗に照れる遥菜ちゃん

 ↑組手の演武も迫力満点

↑後ろ回し蹴りを放つ竜也君

↑酒井指導員の寸頸瓦割り

須賀川 松明あかしの小松明行列に参加!

 平成23年11月12日(土)に須賀川市にて行われた松明あかしにおいて、小松明行列に参加しました。
 松明あかしとは、今から422年前の天正17年(1589年)6月に須賀川城を攻め落とそうともくろむ伊達政宗と、自分の城を守ろうと立ち上がった二階堂家との壮絶な合戦の結果、討ち死にした多くの人々の霊を弔うために行われるようになったと言われる行事です。日本三大火祭りにも数えられ、五老山に立てられた複数の巨大な松明が燃え盛り、火の粉を巻き上げながら崩れ落ちるクライマックスには思わず感嘆の声を漏らすほどの迫力があります。そんな松明あかしに昨年より参加している須賀川道場よりお誘いを受けたので、今回初めて玉川道場からも数人が参加しました。


↑松明を作る巨晃君

↑酒井指導員と子供達

 まずは須賀川の中心部にある『まちなかプラザ』に集合して、自分が持つ事になる小松明作成に参加しました。材料は持ち手となる竹と松明になるタオル×2、それを竹に繋げる針金の3つです。まずタオルをコンパクトに丸めて針金で固定し、それを竹にくくり付けるだけの簡単作業であっという間に小松明が完成しました。
 それらを持って皆で小松明行列の出発地点まで歩いて移動し、開始時刻までの1時間は出店を巡るなどの自由時間となりました。近くには昨年から行われているという『ろうそくあかし』の会場があり、今年はキャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんが参加しているとのことで、ご本人が参加した点火式を一目見ようと沢山の人が集まっていました。

 そんな中集合時間になり、集まった道場生全員で酒井指導員の号令により中段突きと前蹴りを行いました。
 いよいよ小松明への点火が始まり、次々と自作の松明へ火が灯されて行きました。想像していた松明とは似ても似つかない、例えるなら特製ひとだまといった感じの小松明をかかげて行列はスタートしました。燃料を含ませた松明は勢い良く燃えていて、体から離れていても熱が伝わるほどでした。自分の松明もさることながら前後の道場生が持った松明の行方にも気を配らなくてはいけなくて(気を抜くと火をつけられそうになる)、出発から松明を置くまでの間はとても緊張しました。

 松明あかしの会場である五老山に着くと竹で出来た柵に先発隊の小松明が沢山掛けられていて、その火力と熱さに少し怖さを感じました。そんな火の回廊を通って、一番端に自分の松明を置くと任務完了となります。無事全員が松明を置いて、記念撮影をして解散となりました。
 今回初めての参加でしたが普段出来ないような体験が出来て、また空手を通して知り合った仲間と共通の思い出も作れる良い行事だったと感じました。
 最後に、原発事故の影響で開催が危ぶまれた松明あかしでしたが、全国から松明の材料の提供があって無事に行う事が出来ました。小松明の作成コーナーがあったまちなかプラザには、材料を提供してくださった方々を紹介するパネルが展示してあって、激励の寄せ書きをいただいたことも紹介されていました。
 風評被害の悲しいニュースを耳にする事がまだまだ多いですが、励ましてくださる人々に温めてもらった心で日々堅実に生きていこうと思いました。この場を借りて皆さんへ、有難うございました。


★今月のNEW FACE


★我妻 翔(わがつま かける)

★入門したきっかけ
 お母さんに言われたから。

★今後の目標
 とにかく頑張る。

★大川内 悠月(おおかわうち ゆづき)

★入門したきっかけ
 お母さんに言われたから。

★今後の目標
 黒帯を取りたい。